11.21.2013

ALL MADE IN JAPAN SHIRTS


先日、TRAILER-shをご紹介させて頂きましたが、本日は同じ熊本県の人吉市にある
工場で生産されているKICS DOCUMENT.のシャツを深くご紹介したいと思います。
同じシャツというジャンルでも随分と違うので興味深いと思います。
ちなみに写真は替えボタンが入ってる袋です。可愛いですよね?こだわってますね。

KICS DOCUMENT.は女性がデザイナー、パタンナーをされているためにメンズブランド
ではありますが、心なしか柔らかい雰囲気のためユニセックスな位置づけになります。
昨年、イギリスのカルチャー雑誌の「MONOCLE」に取り上げられたことから
日本国内での展開が広がりました。今回が2シーズン目のフレッシュなブランドです。
先日、青山にオープンした「INTERSECT BY LEXUS」でも取り扱いがあります。



このブランドの大きな特徴は素材、縫製すべてが日本製というところです。
縫製しているHITOYOSHI工場はもともとドレスシャツをメインに作っていただけに
なかなかカジュアルシャツではやらない仕様が出来るのが特徴です。

衿はフラシ芯を使用してるためソフトなイメージを保てます。実際接着芯と
フラシ芯、どとらが良いとか悪いとかはございません。高級ドレスシャツメーカーの
フライ、ブリーニのシャツは接着芯で、ボレリ、アンナ・マトッツォなんかは
フラシ芯を使用しています。ピシッと綺麗なものを求めるならば接着、
柔らかさを求めるならばフラシでしょうか。



写真を見て頂くとわかりますが、脇の縫い線と袖の縫い線がズレていますね。
コレは袖を後付けしている証拠です。一般的に大量生産されるシャツは袖も身頃も
一緒に縫っていくので縫い線がつながっています(お持ちのシャツを見てみて下さい)
効率がいいからですね。では、なぜセットイン縫製をするのかといいますと・・・

ジャケットなんかでは当たり前となってきてます袖の前振り仕様。
普通の人間ならば腕は前に動かすことが多い、止まっていても体より前側にあることが
多いので動きやすくするために前振り仕様にしているんです。
それをシャツでもやっているんです。シャツで採用しているところは少ないですね。


そして背ヨーク。ダーツ、タックを取らずに肩甲骨の動きに沿うように
「カーブカッティング」を取り入れています。独自のカッティング技術により
着心地がいいんです。このカーブヨークと先ほどの前振りのセットインスリーブ、
そして前身頃と後ろ身頃の幅を変えることにより人間の身体の作り、動きにあった
シャツが出来ているんです。ストレスを感じないシャツです。



ボタンはシャツのモデルによって違うものを採用しています。
こちらは2穴の平ボタン。この他に黒蝶貝の4穴ボタン、白蝶貝の4穴ボタンを
使用しています。そして、1個だけ「KICS DOCUMENT.」が掘られているボタンが
付きます。

生地も国内の機屋さんのモノを使用しています。その中でもヘビーオックスの白シャツ。
着れば着るほど、洗えば洗うほど生地に味が出るというか風合いが良くなるというか、
とにかくなかなか出会ったことのないオックス生地なんです。

私自身もヘビーユーザーです。ただ、現在サイズ欠けしてまして
5サイズのみになっております。また追加入荷の予定はございますので、
入荷次第お知らせ致します。ただ、その他にも素敵なシャツ盛りだくさんです。

今回、trunkでは6型、全12モデルご覧頂けます。3〜5サイズの展開ですが、
どのサイズを着ても様になるかと思います。女性は3および4サイズをよく選ばれます。
Facebookのアルバムページに全型掲載してますのでよかったらご覧下さい。

ALL MADE IN JAPANなこんなシャツいかがですか?

KICS DOCUMENT. 16,800yen~19,950yen(in tax)


通販等のお問い合わせ
trunk Tel 092-726-6605
オンラインストアはこちらから▼
trunk online store

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